訪問日:2012/11/17
邑楽郡大泉町。
この町は小さいながらも人口4万人を有し群馬県内で最も人口密度が高い町となっている。
これは大泉町には大規模工場が多数存在し、多くの労働者を抱える事が一つの要因と言える。
そんな大泉町の一番の特徴は、何といっても外国人の多さが挙げられる。
1990年の入管法改正で日系2世3世が容易に入国出来るようになり、大規模工場の労働者の受け皿も手伝い外国人の数が徐々に増え、今では外国人比率は15%を超え自治体では全国一位となった。
大泉町の住まう外国人は圧倒的にブラジル系が多く、全体の約75%がブラジル系となっている。
6人に1人が外国人、もといブラジル人。
町を歩けばブラジル人。
聞こえてくるのはポルトガル語。
腹が減ったら本場ブラジル料理が食べられる。
大泉町では群馬にいながらそんなブラジルの異国情緒が楽しめる。
この日はブラジルの食品の扱う「SUPER MERCADO TAKARA」にやってきた。
店内に入ると日本では嗅ぎ慣れない異国の匂いに気が付く。
日本では嗅いだ事のない匂いだ。
海外旅行の時のようにテンションが上がる。
店員は全員ブラジル人、客も全員ブラジル人。
日本語は一切聞こえずアウェー感に襲われる。
ぱっと見て日本人顔の人もいるが大抵が日系のブラジル人。
店員と客が陽気に会話し、皆楽しそうに買い物をしている。
日本ではあまり見られない光景だ。
雰囲気に飲まれ日本語を発しづらかった。
まあ一人で行ったから喋る相手いないけど。
ブラジルっぽい物を買いたいが日本語表記が殆ど無いため用途が分からない。
残す心配無い食品をチョイスしたところ、
・ジュース類×5
・謎の生菓子×2
という無難な買い物となってしまった。
味の感想は後述。
会計時、「おねがいします」と日本人アピールをしてレジに行った。
謎の洋菓子はバーコードが無く価格が分からず。
店員さんがポルトガル語で私に何か言うがさっぱり分からん。
店員さん困った顔。
私も困った顔。
店員さんはカタコトの日本語で「チョットマッテテ」と言い謎の洋菓子コーナーに値段を確かめに行き事なきを得た。
また、バーコードの印刷が雑で読み込めなかったりと海外のアバウトっぷりを味わえた。
日本と違うなーと思ったのは、店員さんが急いでいないと言うか、日本みたいにテキパキ会計をしていなかった。
まあ日本人もそのくらいの余裕を持った方がいいと思う。
店内には食堂も備え本場のブラジル料理が食べれる。
昼時なので食べて行こうかと思ったが食堂はブラジル人でいっぱい。
一人くらいは座れそうだが言葉も通じぬアウェー空間に入る事は出来なかった。
そんな訳で外にあった移動販売車で何か食べようと思う。
私「シュラスコサンド下さい」
店員「********」←何言ってるか分からない。
私「・・・・」←何言っていいか分からない。
店員さんが何か作り始めたから近くで待つ。
後から来たブラジル人を優先された気もするが10分ほど経って店員さんに呼ばれお金を払う。
店員さんは相変わらず日本語を話さず何言ってるか全く分からなかった。
早速食べてみよう。
うわ!しょぼっ!!
味は美味いが写真と違いすぎはしなだろうか・・。
シュラスコサンド一つじゃ腹が膨れん。
何を食うか。
たまたま反対側の店で「FASTFOOD」の文字を発見。
行ってみる。
何にも売ってねー(TT)
ショーケースに辛うじて残っていた食べ物を注文する。
・小さい揚げ物
・揚げ物(PIZZAと書かれていた)
・チョコの何か
・シークワサージュース
を購入。
これが今日の昼飯だ。
自称ピザを試食。
中にツナが入っていた。
可もなく不可も無く・・。
揚げ物。
何かの穀物が入っていた。
あんまり美味しくない。
ジュースは美味しかった。
チョコは見た目のままの味だった。
店内を見渡す。
やはり店員とお客が中良さそうに話している。
店内にはネットカフェ的な施設があった。
このような施設は町の至る所で見受けられる。
腹も膨れブラジルタウン大泉町を後にする。
手軽に異国情緒を味わえ大変面白かった。
大泉町にはまだまだ見どころはたくさんある。
また来よう。
自宅に戻り試食。
・グァバジュース。
甘っとろい。
果汁17%という微妙なラインだったので特に美味しくも無い。
・洋菓子と書かれていた茶色い何か。
全てが謎。
食べると練乳とチョコを足して2で割った味。
特に美味しくも無い。
・カボチャとココナッツのお菓子。
甘っとろい。
洋菓子のような上品さも和菓子のような深さも無く、ただただ甘い。
これは不味いわ。
やっぱりブラジルは肉料理に限るな。
再度訪問、
ブラジルタウン大泉町2へ
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