訪問日:2013/11/30
甘楽郡南牧村。
老人口割合が57%、幼少人口4%の日本一高齢化が進む限界自治体。
現在の人口は2000人少々だが、数十年前までは現在の4倍の8000人もの住民が暮らしていた。
少子高齢化の代表例として広く知られているが、私は南牧村の持つ歴史や文化に興味を持ち何度も足を運んでいる。
意外と知られない南牧村の文化の一例↓
◆砥石産地
南牧村は江戸時代には幕府指定の御用砥石の産地として発展し16世紀から昭和時代にかけて良質な砥石を産出していた。
◆石垣の町
傾斜地が多い南牧村は山を削り石垣を作り僅かな平地を生み出し耕作や住居に充てていた。そのため石垣文化が発達し山中も含めて村内全域で石垣を見る事が出来る。
「
南牧村の石垣文化」で紹介しました。
◆伝統文化
400百年以上前から行われる大日向の火とぼしは国の選択無形民俗文化財に指定され毎年多くの見物人が集まる。
◆林業
山深くの南牧村は昔から林業が盛んに行われ、同時に炭焼きも主要産業の一つとして多く作られていた。
◆登山
山好きな人なら南牧村を含む西上州の独特の山々に一度は行ったことがあるだろう。大岩や毛無岩や黒滝山など個性豊かな山が南牧村で楽しめる。また、村内各地に点在する滝を巡るのも面白い。
◆鉱山 ※特筆する程でないが筆者が鉱山好きなので
広大な露天掘りで石灰を採掘する磐戸鉱山やアンチモンが採れる大水沢鉱山が存在し現在は閉山してるものの豊かな資源があった事を覗わせる。
等々、南牧村には様々な側面がある。
今回はその中でも炭文化に触れてきた。
南牧村の炭グルメ巡りと題して紹介したい。
近年、南牧名産の炭を使った炭グルメが話題となっている。
その中でも特に有名な磐戸の「千歳屋」。
昼と夕方に営業しているが、夕方は予約制らしいので昼に訪れるのが望ましい。
定休日や貸切などで不運が続き、私は四度目でやっと入店できた。
遠方から訪れる場合は事前に電話しておくのが賢明かもしれない。
人気メニューは「炭塩ラーメン」
もちろん注文する。
炭ギョーザも食べたかったが生憎品切れで注文できなかった。残念。
炭塩ラーメン到着!
何じゃこれ麺が真っ黒!!
炭が練り込まれた麺が異様な雰囲気が醸し出すが味は至って普通。
炭のせいなのか麺にまろやかさを感じ、具材はタケノコや下仁田ネギやホウレンソウが入る事で長閑な優しい味になっている。
んー、美味い。
下仁田ネギをふんだんに使用した下仁田ネギラーメンとか作っても話題になりそう。
でもまあそれは下仁田町でやった方がいいか。
冬の登山で疲れた身体を癒し、店を後にした。
続いては炭まんじゅうの信濃屋嘉助へ向かう。
南牧村のお炭つきまんじゅう
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